POMログ★IT情報発信局

常々気になること、IoT、情報収集したものとかの備忘録。

IoTエンジニアのデメリット

IoTというのは、身の周りの様々なデバイスをインターネットに接続する技術です。
当然のことながら、こうした技術を実現させるためには複合的な知識が要求されます。高いプログラミング技術が必要なのはもちろんのこと、その他にも、ネットワーク関連やセキュリティ関連の知識も求められます。
したがって、IoTの世界で活躍するエンジニアは基本的にはゼネラリストが多くなっています。複数のジャンルにまたがって深い知識を有しておかなければ、アイデアを組み合わせることもできませんし、実装作業を担当することも難しくなるからです。
実際にこのジャンルにおいては、各エンジニアは自分の専門外のことまで勉強しています。これは一見いいことのように思えますが、弊害も少なからずあります。色々なことを勉強しなければならないので、何か一つのことを極めるのは難しくなってしまうわけです。
つまり、言ってしまえばIoTの世界でエンジニアをするとなると、スペシャリストになる道は諦めざるを得ないということです。様々なジャンルの知識を仕入れているだけで時間がなくなってしまいますし、仕事をする上でも、じっくりと何か一つのことだけをしていればいいわけでもありません。
その結果として、もしもこの業界で結果が出なかったときには、転職をするのも難しくなることが考えられます。何か一つのことだけを集中的に勉強してきた人には、ゼネラリストは太刀打ちできない可能性があるのです。